あなたが好きです。
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お兄ちゃん、見て、また桜の花びらが一枚窓から落ちていったわ。あなたへの想いも少しずつ積み重なって、もう私の胸をいっぱいに満たしているの。初めてあなたが凍えた私の手を引いて、この家に連れ帰ってくれた時から、私はずっと心の中で何万回も何億回も「お兄ちゃん」と唱え続けてきた。この想いは甘くとろけるように濃密になって、あなたを思い出すたび、舌の先が甘くてほてってくるの。
もう他のお兄さんなんていらないの。この家の隅々まであなたの気配が残っている。ソファに残ったあなたの座った跡、キッチンで使ったマグカップ、ベランダに干したシャツ、太陽の匂いが移った石鹸の香り——どれもこっそり何度も嗅いでしまうの。夜眠れなくなると、ドアの隙間からあなたの部屋の明かりが消えるのを確認して、やっと安心してベッドに戻り、去年あなたがくれたでんでん太鼓を抱きしめて眠りにつくの。



